これは普通の日記絵用に描きました
3日間かけてぼちぼちやっていた没絵救済企画も、今日が最終日です。
私としては自分の未熟さに改めて気付くことができ…でき……
わたし、本当に未熟でした(ガックリとうなだれる)
文字が多いですがそれでは追記からどうぞー!
『椋高影倶楽部(むくこうかげくらぶ)』
何年か前に思いついて、そのちょっと後に改めてラフにしてみた物語です。
都立椋高の西練、4階の現在は使われていないロッカーの、右から四列目の上から四番目。
その中に調べて欲しい“噂”を書いた手紙を入れておくと、数日後にその“噂”の真相が書かれた返事が来るという
七不思議のようなものがあります。(匿名で入れても必ず依頼主の元に届くのも不思議)
実はそれ、ある二人組によって続けられている表には存在しない部活、『椋高影倶楽部』によるもの。
噂には光と影がある。光は表面的なもの、影はその裏にある真実。
その光と影をはっきりとさせるのが活動内容なのでどんな“噂”であっても構いません。
例えば、【科学の教師とある生徒が親密な関係であるかどうか調べて下さい】という手紙が入れられていたとする。
二人が取った“影”は、
・生徒の現在の父は実は血が繋がっていない
・本当の父は生徒が生まれた時に蒸発
・実はその時に母は、本当の父と仲が良かった友人と再婚していた
・しかし定期的に匿名でお金が振り込まれている
・実は科学の教師がその生徒の本当の父親だった
(・そして、その真相を知りたいと依頼したのはその生徒だった⇒真相を知った生徒は教師と和解)
というものだったりします。
興味本位でどうでもいい依頼を入れてしまうと知りたくなかった真実まで知ることになったり、
『椋高影倶楽部』のことを知ろうとすると恐ろしい制裁が待っている。
なので椋高の生徒達は先輩達から代々「間違っても馬鹿なことをするなよ」ときつく言われています。
伝統は規律ではないんですが、暗黙の絶対了解でもある。
ここらへんは恩田陸著『六番目の小夜子』とすごく似ています。でも学校ってそういうところだと思う。
あと実はその二人は永久の椋高生徒(幽霊)にしようか
卒業する度に二人選ばれて続けられていく制度にするかすごく迷っているんですが、
でも結局これだけ書いても絵には表れないという…(´;ω;`)ウッ この世の無常です。
『イチとタマ』
これは結構昔のうちの子(上の二人)です。5年くらい前かな?
この下書きでは夏休みの始めに祖母が亡くなったと聞いて、島に数週間滞在することになったヒナコちゃん(右下)が主人公です。
お婆ちゃん子だったヒナコちゃんが島の守り神とされている大木の下で泣いていたら、頭上から声がする。
見上げてみると、男の子と女の子がヒナコちゃんに「何泣いてんだよ」「…元気出して?」と話しかけているの図。
実はこの二人は大昔、神社で開けてはいけないとされている社の襖を遊び半分で開けてしまい、
怒った神様から天罰を受けてしまった子たち。左の男の子(タマ)が猫、右の女の子(イチ)が犬に変化して社を守っています。
社は現在は小さくなって大木の奥深くに祭られています。
ヒナコちゃんはイチとタマと仲良くなり、三人でしばらくキャッキャと遊んでいたんですが、
やがて島をリゾート化しようとする目的で悪質な嫌がらせをしてくるオッサン共が登場。
お婆ちゃんが生きていた、愛していたこの島を守りたいとヒナコちゃんは思います。
イチとタマは「…これはさすがに手を貸しても神様も怒らない…よね?」
「いやむしろあいつ等が調子こいてたら怒るんじゃね!?俺達今度は何になるんだよ勘弁してくれよ!!」と
大慌てでヒナコちゃんに協力します。
犬になったり猫になったりヒナコちゃんが幽霊になったりと色々脅かしてオッサン共を撃退。
島の住民は「神様が助けてくだすったんだぁ」と大喜び。
ヒナコちゃんが帰る日、船着場にフラリと猫と犬が来て、神様からのお礼の品として鈴を貰う。
その鈴は音が鳴らないんですが、いつか彼女が本当に困ったときにチリン、と鳴ります。
その度にイチとタマと過ごした夏を思い出し、逆境に負けず頑張るヒナコちゃん。
その鈴の音には、
「人間の問題は人間の力で解決しなさい。けれどたまには島においで、イチとタマが待ってるよ」というメッセージが込められています。
ヒナコちゃんが大人になって結婚し、子供が出来た時、島に帰ったらどうなっているか。
イチとタマは変わらずそこにいて、ヒナコちゃんの子供も二人と仲良くなってたらいいな。
…という物語が私の中ではありました(´・ω・`)
イチとタマにはこれ以外に舞台が違う話が色々あって、全部纏めたら軽く一冊の本にできるかなと思います…
自分は物書きではないので「ああもうこの際誰か形にしてくれないかな」となかなか調子のいいこと考えて数年経ちました
ほんとにアイディアだけはあるのにな!
一生かけて形にして「できた!」と言ってポックリできる人生計画はしてないから勿体無い気がするんだよな!
ものすごく長くなってしまいましたが、今回の企画はこれでおしまいです。
また何か出てきたらやろうかな!楽しいもんな!誰が?私が!!(落ち着け)
こんな一人言い訳企画に付き合ってくださってありがとうございます、ご苦労様でした…!
それではまたー!